ボイラー設備等の高温環境においては、設備の磨耗・腐食が激しく、設備の長寿命化が必要不可欠となります。
我々の現場は、主にこういったボイラー内での溶射作業です。
溶射加工により、設備表面に強力なコーティングが施され、ボイラー内は摩耗や腐食、熱に対して強くなり、耐久性が大幅に向上します。

作業のながれ

洗浄・脱脂

  • 通常、溶射対象設備の表面は油などでで汚れています。溶射前に表面の汚れを洗浄しなければ、溶射対象の表面に汚れが移ってしまう恐れがあります。

マスキング

  • 溶射する面以外の場所に保護テープなどを貼り付ける事をマスキングといいます。

ブラスト処理

  • 溶射対象の表面を荒らし凸凹にします。凸凹面があることにより、溶射材料が密着して固定化しやすくなります。

溶射加工

  • 溶射材料で溶射を行う。

仕上加工

  • 溶射後、表面の気孔を埋める封孔処理や、適切な粗さにするための研削・研磨処理があります。