KIR'Sエンジニアリングのサービス

溶射(ようしゃ)

溶射とは、金属やセラミックなどの溶射材料を加熱することで、融解またはそれに近い状態にした粒子を、加工対象物表面に吹きつけ、被膜を形成する技術のことです。溶射を行うことで産業機械、施設の腐食や摩耗を防ぎ、長寿命化をはかることができます。弊社では主に、ボイラーの高温腐食・摩耗を防ぐため、炉内にて溶射作業を行っています。


穿孔(せんこう)工事

穿孔工事とは、ビル・マンションなどの改修工事のなかで、コンクリート製の壁や床に穴を開ける工事のことをいいます。穿孔工事は、既存の建物に配管やダクトなどを新設する際に多く実施されています。

その他にも、新築工事中に設計変更があった時や、コンクリート打設の際に、穴を開けるためのスリープを入れ忘れてしまった時などにも穿孔工事は行われます。

また、穿孔工事が行われるコンクリート製の壁や床の中には、鉄筋などが含まれているため、刃自体の強度が必要になります。そのため、用いられる工具の刃の先端部分にダイヤモンドを埋め込み、最高の強度を持たせています。(右の画像が工事で使う工具です。)こういった強度の高い機材を使い、穿孔工事を行っているのです。

穿孔工具の使い方

  • ①ハンドルを回して穴をあけていきます。

斫り(はつり)工事 

斫り工事はコンクリートを切る、穴を開ける、削るといった内容の工事のことをいいます。工事の対象となるコンクリート施設の範囲は広く、マンションやビル、一般住宅の壁や駐車場もその対象となります。

例えば、鉄筋コンクリートの建物に配線を追加する必要が生じた場合、コンクリートの壁や床、天井の必要な箇所だけを削ったり、穴を開けたりといった斫り工事が必要になります。

穴を開けたり削ったりする作業は、基本的には職人の手作業であり、工事スペースが狭い現場でも動かせる機械を使って作業していきます。
ALC工事

ALCとは「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」のことをいい、簡単に言えば、気泡が入った軽いコンクリートの外壁材です。このALCを使った外壁の工事をALC工事といいます。

我々は主に、ALC外壁の穴あけ工事を行っています。ALCの内部には鉄筋が入っており何も考慮せずに鉄筋を切断してしまうと、刃の強度が落ちてしまいます。そのため、作業はALC専用のコアドリルで工事する必要があります。

また、ALCの穴あけでは水を使わないため大量の粉塵が出ます。そのため粉塵を吸い込まないようにマスクをして作業をしたり、養生をするなどして穴あけを行う必要があります。